育児世代に区内の子育て情報を届けたい!

自治体兵庫県神戸市長田区

神戸市長田区総務部まちづくり課(兵庫県)

弊社が自治体の地域課題を解決するためのスタートアップ事業「アーバンイノベーション神戸」(平成30年度)に応募。イベント情報の効果的な告知環境を構築するため、パートナーとして採択いただき連携がスタートした神戸市長田区様。

当時の長田区は「地域で行われている良い活動があまり知られていない」という課題を抱えていました。特に、子育て世代向けのイベントについては、区内で多くのイベントが開催されているにも関わらず、対象となるパパママにあまり知られていない状態で、アンケートの回答では「子どもを連れていける場所」についての情報を求める声が多い状況でした。

自治体が運営しやすいように共同開発した「長田モデル」

「ためまっぷ」は、チラシを撮影し投稿するというシンプルかつ簡単な方法で広報ができるので、投稿者・ユーザーにとってもなじみやすいサービス。さらにそこから、自治体が運営しやすいように情報管理やお知らせ機能などの管理システムを加え「ためまっぷながたモデル」としてシステムを構築しました。

「ためま㈱と共同開発した『ためまっぷながた』はわかりやすくシンプルな仕様であるため、うまく周知できればユーザーが広まると信じていた。」と話すご担当者様。周知には手を抜かず、乳幼児健診での案内や実際に子育てイベントへ訪問して直接案内するなど、職員がユーザーへ直接広報を行ったということです。

インベント情報の告知に想定以上の効果!

1年間の実証実験では、子育てイベント参加者は4割増加、継続希望率も98%と想定以上の結果が出ました。また、運営中に得たパパママの声に応じた機能をすぐに取り入れるなど、常にユーザーに目線で実験を取り組んだことで、ためまっぷながたが長田区内で普及。ユーザーからも継続利用を希望する声が多く寄せられ、令和元年度から本格導入いただきました。

また、ためまっぷながたは、他地域のイベントのチラシを見える化することで、各々が開催するイベントのチラシややり方を見直すなど、投稿者のモチベーションも向上させる効果があったといいます。ためまっぷながたの実証実験を始める前のチラシと現在のチラシを見比べると、どのイベントも見違えるように変化しているとのこと。

 

現在ではためまっぷながたを工夫して使っている投稿者も多く、イメージ写真の投稿や、天候などによる緊急連絡に利用されるなど、たくさんの目的で使われています。

 

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