ためまっぷスタッフのまえばちゃんです。
(写真の一番カラフルな人です)
昨日は島根雲南市へ。
シルバーサービス振興会さんの視察にご一緒させてもらいました。
25年後の日本と言われる、高齢化の先を行く雲南。
「幸運なんです、雲南市。」を合言葉に、人口減少と少子高齢化の波に、行政だけでまかなえない業務を官民合同でされています。
その内容は、水道検針がてら高齢独居宅の見守りをする、移動支援をする、などさまざま。
危機感と地縁力は都会とは比べ物になりませんが、「ないからこそみんなでやる」が沢山あり、ひとつひとつのアイデアが新しく、だれもが「自分ごと」として関わっている。
「課題先進地域 から課題解決先進地へ」の気合が違いました。
お次はこちら。
「何かしたいけど…」な若者が集まりサポートしあう幸雲南塾、そこから生まれたおっちラボ。
行政と連携したおっちラボさんの管理する、古屋を生かしコワーキングスペースとして生き返らせた「三日市ラボ」は、商店街の中で、軒先にある地元の野菜販売が馴染む場所。
(「誰でもしたい!を挑戦できる場所」というテーマとのこと)
1階は誰でも気軽に立ち寄れるスペース。
2階は1か月ことに借り、しっかりと作業をするスペース。
床材を使用した鍵付きの手作り机に、藍染の床。
机の鍵はなんと南京錠。これも、あたたかさのひとつと感じました。
最後に伺った「みとや世代間交流施設 ほほ笑み」では、三者協働の拠点づくりについて。
おっちラボの活動からUIターンで起業した20代の看護師さんによる訪問看護ステーション、空き書店を改修した就労支援事業所、三刀屋まちづくり地区まちづくり協議会。
地元のこども、小中高校生、高齢者の集う場、地域再生の要を、「ちょっと足りない」を補いながら一緒につくる。
場があることで人が集まり、そこでつながった人が何かを起こし、地域が活気付く。
人口が少ない、お金がない、ない、ない、ない…
言ってるだけじゃなくなるばかり。
アクションを起こせば、ない方が上手くいったりするのかもしれません。
多世代、ノーボーダー、今から取り組みたいこと、色んなものの解決の糸口だと思う。
捉われないつながりを作る部分、ためまっぷでやっていこうと強く思いました。
新たな発見。
シルバーサービス振興会さんには、福祉用具・寝具さんの他にも、介護事業所を持つJAや高齢者対象の住宅改修を行うリフォーム会社、福祉や介護に関わる印刷会社、カラオケで名前の有名な会社など、一見「関係あるの?」と思う会社の方も登録されていますが、来られていた方は医療介護や社会福祉専門でされている方ばかり。
高齢化の進むこれからは、むしろ何をしてても、どんな会社でも、すべての人が、高齢者やそこを支える人たち、地域のことに取り組む時代なのになっているのだと感じました。
最後に。
三刀屋まちづくり協議会会長から聞いた「消えてたまるか」。
地元や地域を思う力、自分が変えてやる、どうにかする、の強いエネルギーが一番の刺激でした。