2025年6月19日、「ためまっぷ活用事例発表会2025」をオンラインで開催しました。
全国でためまっぷを運営する4団体が登壇し、それぞれの地域での取り組みと、活用事例を共有いただきました。
当日は約70名が参加し、新しい地域づくりの価値観「NX=Neighborhood Transformation」のお披露目なども行われ、熱量の高い会となりました。
登壇団体による実践報告
今回ご登壇いただいたのは、以下の4団体の皆さまです(登壇順)。
- NPO法人えーる 吉間 梓 様
- 株式会社中日新聞社 林 勝 様
- 洲本市 DX推進課 宮下 直哉 様
- 中野区 地域活動推進課 小野村 純 様
それぞれの発表からは、地域のつながりを促進する具体的な実践を以下のようなテーマでご紹介いただきました。
NPOえーる様:子育て世代向けに対象者を巻き込みユーザーファーストを体現するエピソード
中日新聞様:新聞社目線で考える「InformationにEmotionを」、共感を軸にした地域メディアの在り方
洲本市DX推進室様:2年で人口15%が入れかわる地域での移住者を取り残さない信念ある行政の取り組み
中野区地域活動推進課:東京都市部での地域愛を育む様々な仕掛けによる、全国に類を見ない転出抑制事例など
「導入されている事例を羨ましく拝聴しました」という参加者の声
アンケート回答でも、「次回も参加したい」の声が100%と、参加者の方にも好評な会となりました。
嬉しいお声の一部をご紹介いたします。
⚫︎「登壇された運営団体の皆さんの誰もが、熱心に、そしてアクティブに「ためまっぷ」を活用されていることが、とても印象的でした。
⚫︎あっという間の時間でした。絶対に〇〇町に早く導入して欲しいです。導入されている事例を羨ましく拝聴させていただきました。 (導入前の自治体の方より)
⚫︎関係人口も交流人口も伴走支援もどこまでいっても人と人の関わり合いです。人の持つ振れ幅や、余白や余韻、確固たる思いなど、その懐みたいなものに人は惹かれると思うので、そういう完全ではない温かさがためまっぷにはあるのではないかなと思います。ためまのみなさんの思いやことばはいつも共感できることばかりです。
社会的孤立と「NX=Neighborhood Transformation」
本イベントでは、活用事例に合わせ、ためまっぷが取り組んでいる「社会的孤立の解消」の説明や、新しい「NX=Neighborhood Transformation」のお披露目も行いました。
NX=Neighborhood Transformationとは、「小さな助け合いが日常に溢れ、社会的孤立を感じない未来を目指す」活動者と繋がっていくための合言葉。
この言葉が生まれたきっかけである、特許庁の知財活用プログラム「I-OPEN PROJECT」にてメンターをしていただいた、東北博報堂の栗原様にもコメントをいただきました。
今後に向けて
「素晴らしい地域活動者による、社会実現の事例をもっと多くの人に知っていただきたい」と企画した「ためまっぷ活用事例発表会2025」。
すでに「当日は参加できなかったけれど、ぜひ事例を聴きたい」との声もあるため、編集後に動画の見逃し配信も予定しています。
開催後に登壇者様と行った振り返り会での「地域共助の贈与プラットフォームとしてのためまっぷ」の裏話など、「おまけ」も公開予定です。
ためま株式会社では、今後もこうした発表・共有の場を定期的に設け、地域を越えた学び合いとつながりの促進を目指します。
▼本イベントについて