広島県赤十字血液センター様と献血参加者促進の実証を開始

【全国初】広島県赤十字血液センターから「今すぐ参加できる」献血情報を発信。

GPS連動イベント掲示板『ためまっぷ』の活用で献血をもっと身近に。

 

広島県赤十字血液センターと「ためまっぷプロジェクト」を行うためま株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役:清水義弘。以下、当社)は、2018年9月より、当社の運営するGPS連動の地域イベント情報共有アプリ「みんなのまちの掲示板 ためまっぷ」を活用し、広島県内の献血情報発信を行う実証実験を開始いたしました。

 

■取り組みの背景:少子高齢化により、献血協力者は10年間で31%(約88万人)も減少


日々進歩する医学でも、人工的に造ることの難しい輸血用血液。日本国内で1日に3,000人の患者さんが輸血を受けていると言われていますが、これらは有志から無償で提供される献血によって確保されています。一度に多くの血液を必要とする場合もあり、長期間保存することが困難な血液を偏りなく確保するためには、1日に約13,000人分の健康な方の協力が必要です。

輸血用血液製剤や血漿分画製剤の多くは高齢者に使われており、輸血用血液製剤使用者の85%が50歳以上。対して献血者の70%は50才未満ですが、輸血医療を支える若年層(10~30代)の献血協力者数は、この10年間(※2016年調べ)で31%(約88万人)減少しており、少子高齢化が進めば、将来の安定した血液供給に支障をきたすことになります。

また、一度献血に参加すると、次回の献血まで一定期間の時間が必要なため、一人一人の献血回数は限られます。安定した血液供給には、より早い年齢から定期的に献血を行うことが必要となります。

 

■従来の告知だけでは献血バス、イベント情報が届いていないのが現状


広島県内でも、毎日開所している献血ルームに加え、1日に約1~3台の献血バスが稼働、公共施設や大型ショッピングモールでも献血イベントが行われています。

しかし、献血バスは日々県内の様々な場所を運行しており、「近くであると知っていれば」と参加できない人がいることが課題となっています。従来の回覧板でも町内会に入っている人や、それを閲覧した人しか知ることが出来ません。さらに、地域の掲示板や人の集まるスーパーなどでのチラシ設置では、設置場所に足を運ばなければ情報を得ることができません。


また、献血会場付近では、職員やスタッフ、学生がプラカードやメガホンを手に街頭での呼びかけを行っていますが、道ゆく人は忙しく「事前に知っていれば行ったのに」といった声もあります。

赤十字血液センターのホームページ上、各広報ツールでも日々の献血情報が載っていますが、そもそも赤十字だけの情報を日頃からチェックしている人はあまり多くありません。

 

■GPS連動のイベント掲示板『ためまっぷ』を活用、「いつ、どこで、献血ができる?」を見える化

 

「A型の血液が足りていません」

「あと10人分の血液が足りません」

 

このような献血状況を知らせる看板を見て、「誰かの役に立つなら献血をしたい」という気持ちになっても、「どこで」「いつまで」「どんな様子で」やっているかが分からず、献血参加から遠ざかってしまう機会損失が発生しています。

たまたま時間があり、「近くですぐに行ける場所」「今からでも参加できるもの」を探しているスマホ世代に情報を届け、献血参加のきっかけを作ることが必要となっています。

献血情報を、必要な世代に届ける取り組みとして、GPSに連動したイベント掲示板『ためまっぷ』を活用することで、「知っていれば行ったのに」をなくし、毎日身の回りのどこかで実施されている互助活動である献血への協力推進を行ってまいります。

 

今回の主な実証実験の取り組みは以下の4点となります。

 

■実証実験内容:献血イベント投稿、閲覧者普及、分析、説明会を実施


①広島県内の献血バス・献血イベント情報を『ためまっぷ』上で発信(イベント投稿)

赤十字血液センター職員により翌週(献血バス運行状況などにより変更あり)の献血情報を『ためまっぷ』に投稿(投稿者名は「広島県赤十字血液センター」)。

投稿された情報は、時系列にチラシが表示される「掲示板画面」と、地図上のイベント開催場所にピンが立つ「地図画面」で閲覧することが出来ます。

 

②献血ルームや献血イベントなどで、献血情報発信ツールとして「ためまっぷ」を普及(閲覧者普及)

血液センターの行うイベントでの呼びかけや献血チラシ上、広島県赤十字血液センターホームページ、赤十字ホームページや広報機関誌「ほっとクロス」などの既存媒体によるためまっぷの認知拡散を実施(予定)。

併せて、すでに既存の献血参加者の次回の献血促進のため、献血ルーム内にチラシを設置したり献血後に渡すポケットティッシュにカードを同封するなどして普及を行います。

 

・広島県赤十字血液センター×ためまっぷ 取り組みのチラシ(A4)
https://drive.google.com/open?id=1oA6om-zvHS1vDsDH3OuMMJBzuVZ4Q4Lt

・献血ルームに設置するカード
https://drive.google.com/open?id=1OleAdNdCZTy6N3d_WhuKofXpbDuSTEgw

 

③実際にためまっぷを見てきた人数を献血会場のアンケートで測定

献血前に行う問診票の「献血にきたきっかけ」欄の回答に「ためまっぷ」の選択肢を設け、情報発信による献血参加者の増加率を測定。
各媒体からのアクセス数も測定し、効果的な広報方法の検証を行います。

 

④赤十字フェスタでためまっぷ説明会を実施

2018年11月10日に行われる赤十字フェスタ「救うんじゃけん広島2018」(主催:広島県赤十字血液センター)にて、広島県赤十字血液センター職員とためまスタッフ合同での「ためまっぷ説明会」を実施します。

 

■ためまっぷプロジェクト概要

このプロジェクトは、あらゆる人々が地域の中であたたかくつながれる社会を目指し、『ためまっぷ』アプリの開発普及によって埋もれた地域活動の見える化を行っています。

『ためまっぷ』は、身近な地域イベント情報を閲覧・発信できるスマホ・PCに対応したGPS連動のイベント掲示板サービスです(特許取得済:特許第6293100号)。チラシを撮影し(画像データ、PDF可)、日時や開催場所を指定するだけで、住民が自ら地域活動を簡単に発信することができます。イベントを探したい人は、近所で未来に開催されるイベントを一目で見つけることができます。

情報インフラの欠如による地域参加の機会損失を減らし、多様な人の集う近所のコミュニティを知ることで、地域のゆるいつながりや、居場所を生みだす仕組みを住民とともに広げてまいります。

平成28年広島県民活動表彰 広島県知事賞受賞、総務省中国総合通信局 第21回HiBiS インターネットビジネスフォーラム2017最優秀賞などを受賞、2018年3月には総務省「地域人材ネット」地域力創造アドバイザーに認定。

現在は広島をはじめ、生活協同組合コープこうべ、株式会社セブン銀行、九州電力株式会社、 東京海上日動火災保険株式会社、株式会社JIMOS、東京メトロ、京葉ガスなどと連携し、全国普及を行いながら、神戸市長田区と連携し「自治体版ためまっぷ」を活用した行政の情報発信、広島県保育連盟連合会との保育イベント情報発信サイト開発などを実施中です。

また弊社では、自衛隊隊員などが災害時に利用する緊急登庁保育支援アプリの開発や呉広域商工会青年部の島嶼部観光キャンペーン、広島県や観光協会の行う中山間地域の「道の駅」キャンペーンなどを進めてまいりました。

 

■ためまっぷWeb版のご利用はこちらから

 

https://pc.tamemap.net/

(PCでもスマホでもご利用いただけます)

 

 

 

 

【ためま株式会社】
会社名:ためま株式会社
設立:平成26年5月
資本金:2,600万円
所在地:〒730-0013 広島市中区八丁堀 3-1 幟会館 2F
代表者:清水 義弘
HP:https://www.tamemap.net/

【広島県赤十字血液センター】
所在地:広島市中区千田町2-5-5
担当者:大藤 彰子(献血推進課)
HP:https://www.bs.jrc.or.jp/csk/hiroshima/index.html

 

【本リリースに関するお問い合わせ】
ためま株式会社
担当:和田 菜水子(広報)
TEL:080-7019-9688
メール:tamemap@googlegroups.com
平日 午前9時00分~18時00分

 

※本プレスリリースのPDFファイルはこちらから。

この記事をSNSでシェアする!