神戸市中央区総務部まちづくり課(兵庫県)
神戸市が実施している地域課題を解決するためのスタートアップ事業「アーバンイノベーション神戸」で、市の経済観光局商業流通課が掲げた「商店街・市場における子育て世帯の集客増加」を目指した事業がスタート。
実証実験の場として設定されていた中央区の周辺地域の情報を併せて発信することが利用者を増やすためにも効果的である、ということで区役所まちづくり課様へ「ためまっぷ中央」の共同開発を提案をさせていただきました。
「使いやすさ」と「簡単さ」が決め手
中央区はマンションに住む世帯の割合が非常に高く、提案させていただいた時期には「地域との関わりが希薄になっているマンション住民への適切な情報提供」という課題を抱えていらしゃいました。また、商店街・市場においても、子育て世代との関わりが薄く、イベントを行えば多くの人で賑わうが日頃の買い物に結びついていない、という現状がありました。
もっと若年層や子育て世代に足を運んでもらい賑わいづくりをしたい、市場での対面販売の楽しさを伝えたい…。そんな中、同様の地域SNSの活用を検討されていましたが、情報源となる地域活動に取り組む方々の多くが高齢者であり、実際に情報を投稿していただくためには「使いやすい」、「簡単」ということが大前提。操作性を重視すると「ためまっぷ」が一番シンプルで使いやすいツールだったことが、連携スタートのきっかけでもあり、実際に投稿者からは、「使いやすい」「簡単なので続けられる」という声が寄せられています。
イベント周知とまちづくりのツールとしてさらに充実させたい
市の広報誌及びHP等でのPR、チラシ配布やPR動画など職員による広報を行っていますが、「地域住民に対してまだまだ周知不足」だというご担当者様。「投稿する情報をさらに充実させ、利用者を増やして『ためまっぷ中央って便利だね!』という声を聴きたい。上手く活用ができれば、現在区内で実施されている事業やイベント自体の効果を高めることができると考えているため、根気よく続けていきたい。」と前向きなお話を伺いました。
現在「ためまっぷ中央」は、まちづくりのツールとして、地域資源マップ「まちかど情報」を追加するなど、ニーズに応じたアップデートを行っています。