こんにちは。
ためまっぷスタッフです。

 

昨日の広島は大雨。

2年8か月前に土砂災害で大きな被害を受けた安佐南区・安佐北区をはじめとし、広島市内各所で大雨の報告が見受けられました。

 

スタッフの登録している広島市防災メールには30件ほどのお知らせが。

 

(⬆︎広島市防災メール)

 

「夜にかけて大雨が降る見込み」など注意喚起。

「大雨警報、洪水注意報」など気象情報。

「避難準備情報、避難勧告、避難指示」など避難情報。

「災害対策本部が立ち上がりました」「避難所開設しました」など設置情報。

 

これらが、広島市危機管理室や各区災害対策本部などから送られて来ます。

雨が激しく長く続く場合には、各地域からその都度沢山のメールが届いてしまいますが、命には代えられません。

(※地域を区ごとに指定して登録できます)

 

 

普段、地域情報発信に携わるためまっぷスタッフ。

平成26年の広島土砂災害時にも問題になった「情報発信」の役割の中で、何か出来ることはないかと考えました。

 

例えば、日頃ネット発信に慣れているスタッフが、ネットでの情報をまとめてみること。

普段行なっているスマホ講座の中で「スマホを使って身を守る」というテーマを持つこと。

 

ためまっぷプロジェクトの核である「ためまっぷ」アプリで、「避難所立ち上げ」などの情報を発信すること。

(刻々と変わる状況、混乱する情報をまとめるのは至難の技で、難題は多いですが)

 

実際、1年前の熊本地震の際、熊本の大学の先生から「災害時にためまっぷのような仕組みを使いたい」と声をかけていただいたこともありました。

 

 

ためまっぷアプリは、地域のイベント情報を近所に絞って見える化するツール。

非常時には通常イベントを非表示にし「避難所立ち上げ」「無料シャンプーできます」などを災害タグで表示する、など、使い方によって、出来ることがもっとないかと考えています。

⬆︎この画面に災害時の地域で起こっている情報が載れば、一番知りたい「近く」が知れる。

 

 

あくまでスタッフの個人的な思いですが、「非常時専用アプリ」は非常時には使えない要因が多いように思います。

貴重な電池を使い、不慣れな操作や時間のかかるアカウント登録をすること、そもそも周知が出来ず使われないこと。

 

「非常時にしか使えない!」ではなく、非常時にも使える「日常を豊かにするアプリ」が広がり、命や自然な暮らしのための一つのツールとして認識されれば、デジタルの良さももっと生かせるのではないかと思います。

 

 

昨日のように避難勧告、避難指示などが発令される状況では、地域の小学校や公民館などの施設に避難所が開設されます。

防災メールを受け取っても、自分が住んでいる地域がどこなのか、避難所がどこにあるか知らない方も少なくないように感じます。

 

 

災害時の合言葉には「自助・共助・公助」がありますが、自分の身を守るのはまず自分。

まずは簡単な防災メール登録など簡単に今すぐ出来ることから、やってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

広島市防災情報メールの登録

?広島市ホームページに登録の仕方の説明があります。

 

※日々の天気をみる設定、防犯情報は受け取らない設定なども調整が可能。