地域生活の中で人とつながる情報を見つけるにはどうすればいいのでしょう?

お世話になっております!世話人です。

本日、東広島市 西条地域センターで「育児にスマホを活かしていこう!」という内容と絡めて、ためまっぷプロジェクトの活動を紹介させていただきました。

 

初めての単独2時間の講義で、拙いところも多々ありましたが、受講の皆さまに温かく見守っていただきました。

 

こちらの地域センター(他地域での公民館と異なり、東広島市独自の住民自治をサポートする施設)は、2年前のちょうどこの時期に、県内の公共施設での地域活動のヒアリング調査にと飛び込み訪問をした90施設のひとつで、その際に熱く住民自治をお話しいただいた職員の方とおよそ1年後に再開し、本日の講義の運びとなりました。
職員の方、館長、そしてご参加いただいた皆さまに感謝です。

 

5組のお母さんと赤ちゃん、7名の先輩世代の皆さまに、基本的なスマホの使い方からちょっとした応用編、地域生活の中で人がつながる情報が見つけづらいという現在のネット社会の課題をお伝えし、最終的に私たちの取り組みがどう思われるかをお聞きする流れで行いました。

 

東広島でスマホ育児教室 ためまっぷが社会に促すことをひとことで言うと
子供たちが「親や学校の先生以外の大人と話をすること(ベネッセ教育総合研究所)」の機会を増やすことです。

 

このベネッセ教育総合研究所の調査結果を簡単に言うと、自信(仕事上で必要とされる態度や能力の自己評価の高さ)のある社会人は、子供時代に親や学校の先生以外の「大人と話をしている」ということでした。

 

今、大学を卒業していても社会人としてコミュニケーションが取れない人がたくさんいます。それがもとで心を病んで仕事ができず、引きこもりになるといった大変辛いことが起きています。もっと前の大学や中高の時点で問題になることも多くあります。これらはテスト結果がいいことばかりを気にすることに意味が無いことが分かりますし、家庭の個別の環境に依存しているのではなく、「大人と話をしていない」ことが主な原因であることの証明になっています。

 

では今の時代に話をしてくれる大人はどこに居るかというと、
・お金も時間も掛けずに行ける場所=「近所」で、
・相手が「どうぞ来てください」と待っているタイミング=「イベント」
です。

 

しかし近所でその大人は見つかりませんし、調べるための万能ツール、インターネットを何時間も駆使しても出てこないので、存在しないと思われています。
ネットの検索エンジンにも問題がありますが、せっかくたくさんの活動をしていても、今の「紙」では伝わらないのです。

 

さらに、今の中高生が楽しいと思うものは、TV、ネット、ゲームだけだと言います。
そこに大人の会話はありません。

 

楽しい大人は近所にいないの?

どこでもいるわけではないし、本当にいない地域もあります。それでもいるところには思ったよりもたくさんいます。
「自然の中で生活できる知恵を持った人」、
「全国レベルで将棋が強い人」、
「人を楽しませるのが上手い人」、
「普通ではできないことを何でも工夫して魔法のように実現してしまう人」、たくさんいます。
何かを伝えて残そうとする人たちはコミュニティグループを作り、イベントをしています。

 

イベントを知ることと参加することは、その地域のコミュニティと人を認識するための主だった手段です。
そこで人と接すれば、何もせず否定ばかりする大人がいることも、逆に賛同して応援してくれる大人がいることも、それぞれが大きな学びで、子どもの思考の中で「生きる力」につながっていきます。

 

過去に「子どものうつや発達障害は、ダブルケアの過酷な家庭環境のしわ寄せが起因していてその原因は孤立です」と現場の方にお聞きしたことがあります。それは近所の大人が救済できることで、救済することが義務だとも思います。
その義務も合理性だけ追求すると苦痛に感じますが、実際は義務を果す過程がその本人の人生の終末に幸福感を得られるものなのになっていくことを地域活動を通して教わりました。
それをわかっていて活動している人がたくさんいます。

 

少しでもその義務を果たしやすくするために、埋もれたチラシを再活性化して、正しく人と人をつなげるインフラを作るのに、「ためまっぷ」を普及を続けていきたいと思います。

 

子どもたちの未来をつくる。
どうぞ今後共ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

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参加者の赤ちゃん、かわいい笑顔でした。

 

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