本日、インバウンド関係企業の方たちと連携事業の打合せを行いました。
ネットでは得られない小さなイベントを扱う「ためまっぷ」を必要としている人の中に、外国人観光客がいます。
「ためまっぷ」の取り組みの主なコンセプトの一つは、今ここにいる自分が「初めて参加しても良い」「(あまりお金を掛けなくても)行けば喜んでもらえる」居場所の見える化です。
外国人観光客も、京都・東京の観光に飽き始めています。日本ならではの文化、人、生活に触れてインスピレーションを感じたい、と思っています。長期滞在する彼らは食べ物だけではないのです。
そこで今回、インバウンド事業を柱とする企業の方たちとの打合せにお声掛けをいただきました。
海外の人たちが、旅行のついでに立ち寄る地域のイベントを掘り下げてイメージしたところ、今のアプリについて気づいた点があります。
もっと信頼感やありがとうの気持ちが伝わるものが必要だということです。
立ち上げ時期は「写真を載せて見るだけ」のコアな機能に絞った方がいい、と多くの方たちに言われます。
しかし「ためまっぷ」の場合、コアな機能の中で、ユーザーの感情をより大事にしなければと感じます。
◆参加者へのメリット
主催者・発信者への「感謝の気持ち」を伝えられる。
◆投稿者へのメリット
投稿したイベント情報に「感謝の気持ち」が多いほど、投稿者が目立って表示されるページがある。
その人が投稿した、今日以降開催される新たなイベント情報がすぐに分かるページがある。
◆それを見た他の閲覧者が、主催者・発信者を信頼または好意的に感じて参加する。
(→さらに参加者が増えるのでいっそう地域の人向けのイベントを行ったり、情報の発信につながるループ)
これはデイム・エレン・マッカーサーの「循環型の経済」に似ているところがあります
http://www.ted.com/talks/dame_ellen_macarthur_the_surprising_thing_i_learned_sailing_solo_around_the_world?language=ja (PCで開くと字幕が流れます)
ヨットの旅で気づいた、資源は「有限」であるということ。
情報の投稿も、地域活動自体も、利他的な行為と感情は、よほどの人でなければ有限であるという点。
もともとが今の若者とこれから生まれてくる世代のための「循環型社会」を目指して取り組んだ「ためまっぷ」は、もっと小さな仕組の部分でも「循環型」を実現しなければならないだろうと感じました。
これから「ためまっぷ」には循環型感情湧起の仕組みを検討し、組込みを試行錯誤していきたいと思います。