2018年6月29日付の読売新聞に、西宮市鳴尾東での取り組みに関する記事が掲載されました。
地域の催し スマホで発信
掲示板アプリ あす、西宮で活用講座
(写真)鳴尾東地域で住民の声を聞き、調査した関学大の今里さん(右)と川上さん(西宮市で)
身近な地域で開かれる様々な団体の催し情報に、住民が手軽に触れられるようにと、スマートフォンを使った「デジタル掲示板」を普及させる取り組みを、西宮市・鳴尾東地域のNPOや地域団体、関西学院大生らが進めている。30日には鳴尾東公民館で「スマホ講座〜地域掲示板アプリ『ためまっぷ』を活用しよう〜」 (定員30人)を開催する。
アプリ「ためまっぷ」は広島県内で開発、同県の住民グループが普及に努めてきた。地域の団体が開くイベントのチラシをそのままスマホで撮影し、アプリ上に公開すると、カレンダーや地図に掲示。住民もアプリを使えばスマホで自由に閲覧・検索ができる。
鳴尾東地域では、住民の交流拠点を運営するNPO法人なごみや、関学生、地域団体などが集まって2年前「鳴尾東つながるプロジェクト実行委員会」を発足。なごみの事務局長、田村幸 大さんによると、関学生が住民のニーズ調査をしたところ、様々な団体が地域で催しを開いているものの「どこにいけばその情報が手に入るか」「回覧板が来る頃には終わっている時がある」など十分に伝わりきっていない課題が浮かび、「ためまっぷ」の活用を検討するようになった。
現在4人が携わる関学大の4年、川上夏美さんと今里智樹さんも「子育て世代の住民から『子どもと遊びに行ける身近な情報がほしい』との声があった。スマホを使えば家にいても情報が手に入り、地域で出掛ける先ができれば交流も深まる」と狙いを話す。
同地域でためまっぷに情報を掲載する団体は今、子ども会や高齢者支援団体、ダンスサークルなど約20。来年2月頃まで呼びかけてさらに増やすとともに、30日の講座では情報の閲覧など活用の仕方を学ぶ。問い合わせは、なごみ(0798・20・2333)
まちcafeなごみ(NPO法人なごみ)
高齢者の介護予防と地域の交流を目的とした、地域のNPO法人が運営するつどい場カフェ。
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