Innovating for Social Impact in Europeに登壇いたしました。

2022年10月19日、SDGs CHALLENGE 2022オープンイベントである「Innovating for Social Impact in Europe」に、弊社代表の清水が登壇し、北欧のエコシステムビルダーのキーパーソンや北欧訪問スタートアップ4社との座談会でのセッションを行いました。

 

 

イベントでは、第一部として北欧のエコシステムビルダーのキーパーソンであるOliver Hall氏(Head of Tech Investments (UK, EU & Japan) at Copenhagen Capacity)とOlof Tedin氏(Business Developer, Tech at Invest Skane)からの講演が行われ、第二部では2022年9月に北欧に訪問したスタートアップ、TamemaCompassUnwindOSINTechKIVU COLD GROUPの5社から海外報告座談会が開催されました。

  

北欧に訪問した各社からは、北欧の社会課題解決や北欧のソーシャルインパクトの最新状況について、主に4つのトピックについて報告。

 

<報告トピック>

 

・今回の訪欧調査で一番印象に残った体験は?
・訪欧前に想像した期待や仮説と、実際のギャップは何であったか?
・みんなに共有したいtake away (学び) は何か?
・現地に行って気づいた、北欧の良い点と気になった点は何か?

ためまからは「今回の訪欧調査で一番印象に残った体験は?」「みんなに共有したいtake away (学び) は何か?」の2つのトピックについてお話しさせていただきました。

 

今回の訪欧調査で一番印象に残った体験については、

 

現地で出会ったウクライナを含む移民の心境について、「生まれ育った祖国から離れて新たな生活を行う中での、喪失感、孤立感、つながりを求める気持ち」があるという話を聞いたこと。仕事柄、国内移住に関わっているが、国内の転居で誰も知らない場所に移り住み、新たな人のつながりを作っていくことはとても大変なことだと思う。

と回答。

みんなに共有したいtake away (学び) は?との問いには、

事業について説明した北欧各国で「日本の素晴らしいところは、行政と市民協働の取り組み」「ためまっぷのようなサービスは私たちの国にも必要なサービスだ」と高い評価を得たことから、まだ北欧でも解決策がない先端的な取り組みであることがわかった。

また幸福度の評価以上に、アウトリーチしておらず解決されていない潜在的な問題があることを改めて認識することができた。

とお伝えすると、スウェーデンから来た登壇者からも「移民の問題や孤独の問題は大きな問題だ」との意見をいただきました。

 

登壇した他4社のスタートアップからは、「風景や建築物、都市設計から労働環境に至るまですべてが、人が人らしく生きることを大事にされており、北欧の考え方が「人間中心(human-centered)」になっていることが大きなインパクトだった」という意見もあり、文化の違う北欧での体験や刺激を共有する機会となりました。

 

 
写真提供:SDGs Challenge 事務局

 

 

【 イベント概要 】

モデレーター:SDGs Challenge プログラム統括 山下哲也
主催:兵庫県、神戸市、UNOPS、SDGs Challenge

イベント詳細:https://sdgs-challenge-20221019.peatix.com(外部リンク:Peatix)

 

【 関連リンク 】

北欧訪問の様子はこちら

UNOPS(国連プロジェクトサービス機関)主催の国際会議への招待参加と、北欧5カ国・15ヶ所での視察調査を実施しました

 

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